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2022.09.08

抜髄(ばつずい)とは?

こんにちは、ARTE DENTAL CLINICです。

根管治療

根管とは歯髄(歯の神経)が入っている歯の内部のことをいい、神経や血管などが通っています。歯髄は栄養や水分を歯に供給しています。

虫歯菌が歯髄まで入り込むと、歯がズキズキ痛くなったり顔が腫れたりします。自然治癒することはなく、放っておけば歯の内部や歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまいます。

根管治療とは、歯の内部に入った細菌を除去し、痛みや腫れといった症状を取り除く治療です。

根管治療には抜髄と感染根管治療があり、今回は、抜髄についてお話していきます。

抜髄とは

歯の神経(歯髄)を抜く治療のことをいいます。歯科医師が患者様に対して抜髄という言葉を使うことはあまりなく、「神経を抜く」と説明するのが一般的です。歯医者で「神経を抜きましょう」と言われたら「抜髄をする」ということです。

抜髄が必要となる症状

  • ・何もしなくても歯に激しい痛みを感じる。
  • ・どの歯が痛いのか分からないほど広範囲に痛みがある。
  • ・歯の痛みだけでなく、頭痛もある。
  • ・就寝時、入浴中、運動中など体温が上がると痛みが強くなる。
  • ・痛み止めを服用すると痛みが和らぐが、薬の効果がきれるとまた痛くなる。

抜髄をするケースで、もっとも多いのは虫歯です。虫歯が重症化して神経にまで達してしまうと抜髄せざるを得なくなるケースは多々あります。

治療方法

1. 麻酔

治療を行う患部に局所麻酔をし治療をはじめます。

2. 虫歯の除去

虫歯になっている部分を削りとります。

3. 歯髄を除去

虫歯菌に感染してしまった歯髄除去します。歯の内部には根管という管があり、根管内に神経があります。「リーマー」や「ファイル」といった専用器具を使い、根管内部にある感染した神経や血管などを取り除きます。

4. 根管内を洗浄・消毒

根管内の清掃・消毒を行います。根管内に細菌が残ってしまうと再び炎症を起こしてしまうリスクがあるため、感染物質が残らないように薬剤を使って丁寧に洗浄・消毒します。

根管充填

根管内の殺菌が終わったら、再感染しないように、隙間なく根管内に薬剤をつめていきます。

ここまでで、根管治療は終わりになりますが、

はじめにお話しした、歯髄は栄養や水分を歯に供給しています。しかし、歯髄がなくなってしまうと歯に栄養が行きわたらず歯がもろくなり、破折するリスクがあります。

抜髄治療を行なった歯は、土台を立てて被せ物を被せていく歯冠修復治療をしていき、歯に強度をつけ、歯を長持ちさせていくことができます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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