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2022.12.16

加熱式のタバコと歯周病

こんにちは、ARTE DENTAL CLINICです。

前回は、喫煙で歯が黄ばむ原因や対処法、歯の黄ばみを抑えるための予防法についてお話ししていきました。

最近では、タバコよりも加熱式のタバコのIQOSなどを利用されている方が増えてきています。

今回は、加熱式のタバコが与えるお口の環境への影響についてお話ししていきたいと思います。

「加熱式のタバコに変えた着色は減るのでは?」

「従来のタバコより身体にいい?」

このようにお口の環境としても、「歯の黄ばみ・汚れ」、「歯周病」、「歯茎の色」、「口臭」などが気になるとおもいます。

歯周病と喫煙の関係について

喫煙は体への悪影響は知られています。そして歯周病になる原因の一つといわれています。
タバコを吸っている人の多くは、歯周病になっているといってもよいでしょう。

歯周病になってしまう原因としては、タバコに含まれるタールとニコチンが関係しています。

タールやニコチンなど有害物質が、口腔内の粘膜や歯茎から吸収されると、唾液の分泌量が少なくなり、歯垢(プラーク)や歯石が歯に付きやすくなり、歯周病になりやすい環境となります。
 
ニコチンによって血管が収縮することで血のめぐりが悪くなり、酸素や栄養が十分に運ぶことができなくなって、歯周病の進行を早めて悪化させてしまうのです。
 
その他にも悪影響としては、

▪︎ 細菌を撃退する白血球の機能低下

▪︎ 歯周病菌によって破壊された歯茎の修復に必要な線維芽細胞が抑制されてしまう。

▪︎ 歯周ポケットが酸素不足になり歯周病菌が繁殖しやすい状態になってしまう。

など、タバコを吸うと歯周病が進行するのに好都合な環境になってしまうのです。

加熱式のタバコ(IQOSなど)

 

加熱式タバコは従来のタバコに比べると、タールなどの有害物質が少ないといわれています。そのため歯の黄ばみやヤニが付きにくいメリットがあげられます。また、副流煙が少ないことや、匂いを気にする人に人気です。

しかし、アイコスにもタールやニコチンは含まれており、血流が悪くなったり、歯茎の組織を破壊したりすることに変わりありません。
 
タールの量が減ることで、歯周病の症状がはっきり感じられるようになることもあります。
タールは有害物質とされていますが

「炎症を抑制する作用」や「ウイルスに対抗する作用」

を持っており、そのタールが少なくなることで、今まで一般的なタバコによる歯周病の症状が抑えられていた部分が、表面化されるのです。

 

従来のタバコでもアイコスのような加熱式のタバコでも、ニコチンは含まれており、微量のタールでも血流が悪くなるため、喫煙をやめることが歯周病予防には効果的です。

タバコを吸っていない人は喫煙者よりも、「歯周病にかかりやすさ」が4割も減ることが統計からわかっています。(日本臨床歯周病学会より)
歯周病にかかった際も、喫煙者は歯周病の進行が早く、重症化しやすいです。
 
禁煙して、歯周病が繁殖しにくい環境を整えるための日々の正しいセルフケアを行い、定期的な歯科検診・クリーニング(予防治療)をすることで、歯周病を改善し、予防することにつながっていきます!

しばらく定期検診を受けられていない方、歯石・着色が気になる方、お気軽にご相談・ご来院ください。

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